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​『Let it be』

ゆらり、揺らぐ君の声に

僕の声が木霊する

自問自答響く 空間系の夜

 

その夜 

僕はどこか少し疲れていたみたいで

目まぐるしく過ぎてゆく日々に埋もれて

弱ってるのかなあ

君がくれた言葉の意味すらも

ぼやけてしまった

 

背が伸びるにつれ 涙脆くなると云うけれど

昔のほうが素直に涙を流せたよ

いつから泣けなくなったのだろう

なんだかへたくそになって

だから、涙が大切になったのだろうか

 

綺麗事や弱音ばかり

それじゃいつか潰れちゃうから

ナルシストが生まれてもしょうがないこと

 

ああ こんな日にはいつも決まって

誰かに会いたい

なにかが、恋しい

 

捨ててしまうには

まだあと もう少しを惜しんで

抱き締めるには

まだまだ足りないものばかり

こんな夜を   やがて潜り抜けた先

君の言葉は何色に映るのだろうか

 

これから僕らは

何処へ向かい何を描くだろう

相変わらずまだ 問いかけてばかりの日々だ

人知れず道端に咲く花

そこに笑顔向けられたら

何かが変わる気がした なんでもない夜