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​夢見桜

 

ふわり、揺れて 心は躍る

舞い散るは夢見桜

儚い夢よ、と君は愁い

想い裏腹 影無双

絶え間なく風と寄り添った花弁が

君と重なる

連れてきた幾千の夢は

心無き風に攫われた

それなのに 終わらない衝動

恥じらうことなく 咲

ふわり、揺れて 心は躍る

零れ桜 君の内の様

今が正に花盛りでしょう

舞い散るは夢見桜

君に映る景色霞めば

その瞼 閉ざせばいい

それひとつすれど花篝

疼く灯は強く息吹く

置いてきた幾千の夢が

君の目を熱くさせるのでしょう

凛としたその姿宛らに

ほら 予感をさせてく

ハラリ 落ちた君の涙に

想いは集い 花は浮き橋

すべてが麗しすぎたから

私はここで願うの

君を桜と例える理由は

この胸の内 伝わるように

強く、儚く燃ゆる様は

そう 君

時は満ちて 残花となれど

心打たれる私です

この声は聞こえていますか?

舞い散るは夢見桜

舞い上がれ 夢見桜